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#17 数字2

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#17 数字2  
https://note.com/nakahara_mario/n/n6bb18cc21cff

「#2の男」

歩道橋の上から#2の男が、車行き交う道路を見下ろしている。

この男にピントを当てたまま、フォーカスを引いてみよう。

左下側に桜並木が見える。手前の一本の桜の木。

その手前の木から桜の花びらが散る様子と、#2の男の視線の向きが同じである。

つまり、どちらも「下向きに放射状に広がっている」ということだ。

(余談だが、男の顔は#2であり、身体は人体のままである)



下段、桜の木(点A)からスタートした線は地面へと放射状に広がり、

また、

上段、#2の男の視点(点B)からスタートした線は、行き交う車の方向へ放射状に広がっている。



さて、次はこのフォーカスのまま、#2の男の更に上段を見てみよう。

時計のカウント14:56:59

この時、一羽の鳥が、#2の男の上段を飛んで行った(注:この時点で#2の男は中段に位置している)

鳥がこの画面にフェードイン&フェードアウトするまで 4秒間

この画面にフェードアウトする前の、14:57:01の地点で、#2の男がこちらを見る。

つまり、#2の男の視点(点B)から発生した線が、まっすぐこちらの画面(面A)に放射状に接続されたということだ。


この時点で発生しているものはつまり、

①桜の木(点A)から地面へと向かう放射状の線

②鳥が飛んでいる軌跡 カーブを伴った線

③#2の男の視点(点B)からこちら(画面A)へ繋がれた放射状の線

のザッと3つピックアップすることが出来る。


そして、②鳥が飛んでいる軌跡 カーブを伴った線について。

こちらを別の角度から見てみよう

この線の始点・終点を変えずにグリットを変え、楕円形に変化させてみる

その楕円形から放射状に広がる線を集約する点(点Cとする)を逆算すると、

#2の男が立つ歩道橋とはまた別の、100m先の歩道橋に立つ、別の#2の男(#2′)の視点(点C)に繋がるということがわかるだろうか?


つまり、あなたが見ているこの画面は立体であり、

また、3つの始点_点A・点B・点Cから生成される三角形は常に内包されており、

あなたがこの文章を読むことによって、#2の男によるフラクタル構造が今完成しているということである。

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